意外と盲点!?みんなが知らない店頭買取の落とし穴

店頭買取の注意点

おもちゃやホビーに限らず、リサイクルといえば、幹線道路やショッピングモールなどに併設された大手リサイクルショップや大型買取店が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

持ち込んだことがあるという方は経験しているかもしれませんが、大手だから安心で簡単だと思いきや、意外な落とし穴があったりすることも。

今回は、そんなリサイクルショップにおもちゃやホビー、家庭の不用品などを持ち込む時に注意したいことをまとめてみました。

箱や付属品が無いと激安査定に!?

おもちゃやフィギュアに限らず、中古品を売るときの注意点として、付属品を揃えるということがあります。

付属品というと、パーツが思い浮かぶかもしれませんが、実は一番大切なのは、説明書です。

特に家電製品など操作が必要なものやパーツが沢山ついているものなどは、箱よりも説明書が大事だったりします。

説明書だけ別に保管していて忘れちゃったということが無いように注意したいところです。

フィギュアは、箱も付属品として数えられることが多いので、おもちゃやフィギュアは箱も保管しておきたいですね。

唯一、組み立て済みのプラモデルだけは、箱や説明書が査定額に影響を与えることがほどんとありません。

組み立てられたプラモをもう一度バラしたり、説明書を一緒にディスプレイすることはありませんから。笑

さて、本題の買取に戻りますが、付属品が無い場合、結論からいうと、「欠品」扱いになるため、査定額が下がってしまいます。

大手リサイクルショップなど、店頭で買い取って、その店舗(またはグループ店舗)で販売する場合、その個体がいくらで売れるのかが重要で、売れない状態のもの(欠品のもの)は、査定外となったり、山でまとめて10円から100円という査定になってしまうことがあります。

ひどい場合は、買い取ってもくれないということも。

一方で、買取専門店やネット販売している業者は、同じカテゴリやシリーズごとにまとめ売りを行ったり、パーツ取りといって、欠品しているものから一部を補充することで別の商品が完品となって高額販売できるようになるという工夫(企業努力)をしています。

今は、中古市場が成熟してきたので、相場も平準化されてきましたが、欠品やジャンク品を含めると、やはり総合リサイクルショップより専門店に依頼するほうが得策といえます。

店頭在庫があると相場より安くなる!?

店頭販売しているお店は、ネットでは買わずに店に通ってくれるファンが一定数いるので、売れ筋の商品や新商品など、一部は相場より高い金額で買取してくれるケースがあります。

ただし、店舗に在庫が複数ある場合や売れ行きが悪い商品などは、逆に相場より安くなってしまうので、注意が必要です。

買取額を比較する時、値段の気になる商品や高いと思われる商品をいくつかピックアップして、買取店やリサイクルショップに概算の買取価格を問い合わせすると思いますが、店頭販売しているお店は、それだけで判断するのが難しいのです。

店頭販売しているところも選択肢に入れるのであれば、10個は値段を確認しておきたいところです。

一般的には店舗を構えているお店は、家賃や人件費など多くの経費がかかるので、専門店に比べると買取額が低くなっているケースが多いようなので、複数のお店を比較するのが面倒な方は、はじめから専門店に依頼するのが正解かもしれませんね。

混んでると○時間待ち!?査定時間=待ち時間

店頭買取の一番の落とし穴は、時間がかかることです。

普段の生活していても、人気の飲食店で待ち時間があることは誰もが予想できて、当たり前だと思っていますが、買取店で待ち時間があることは意識していない方が多いようです。

みんな考えることは同じで、余裕がある時間帯に持ち込むので、週末などは待ち時間が1時間以上なんて当たり前なのです。

一番問題なのは、どの曜日やどの時間帯が混んでるのかが、お客さんの気まぐれで決まるので、全く読めないことです。

お店が空いてるかどうか、すぐに査定してもらえるかは、完全に運次第です。

大きなリサイクルショップやショッピングモール併設の店舗なら時間を潰して待てますが、それでもせいぜい1時間ぐらいではないでしょうか。

オススメは、お昼は外食するつもりで、査定に持ち込んだ後、待ち時間で食事というのが効率的かもしれません。

ただし、持ち込む商品によっては、食事代で赤字ということもありえるので、覚悟の上で!笑

買取できないものは持ち帰りになることも!

店舗に持ち込んで査定が終わった後、一番最悪なのが、買い取ってもらえないモノがある場合です。

重い荷物を一生懸命お家から運び出して、車に積んで持ち込んだ結果、買取金額が予想より安かったりするのは、仕方ないと納得するか持ち帰るかの選択になりますが、「買取できない」とか「買取対象外」だとか言われて、有無を言わさず持ち帰ることになるのが最悪です。

不要だから売りに来たのに、引き取ってもらえないと、持ち帰ってゴミで捨てるという無駄な手間が発生します。

大きいものや重いものだと何のために持ち込んだのか・・・

汚れが酷いものや破損しているものなど、値段はつかないかもなぁと思って、持ち込んだものならまだしも、お店によっては、「箱がない」だけや本体は綺麗なのに「欠品」があるだけで買取対象外になることも。

1時間以上待たされたあげく、大きな荷物を持ち帰るなんてことになると気分も滅入ります。

量が多いときは出張買取を利用することをオススメします。

査定員がアルバイトかも・・・

店舗に持ち込むと眼の前で査定してくれるので安心と考えている方も多いかもしれませんが、その査定担当の専門が合っているか、経験が十分にあるかどうかまでは気にする人がほとんどいないようです。

大きいショップだから大丈夫だろうとか、大手だからちゃんとしてるだろうと思い込んでいると落とし穴があるかもしれません。

レジやカウンターなどの接客はお店の基本でもあるので、研修中のスタッフや新人、アルバイト店員などが配置されていることも多々あります。

データベースを利用して査定しているお店は、査定員がアルバイトということも。

箱がなく、バーコードや型番がわからないだけで、一律の査定額になったり、その他まとめに入れられたり、量に応じて安価な査定額になるケースもあるようです。

お店に持ち込む場合、査定員を選ぶことはできませんので、ここでも運次第になってしまいます。

まとめ

店舗に持ち込む場合は、

・待ち時間を覚悟すること
・買取できないものは持ち帰る可能性があること
・経験豊富な査定員ではない可能性があること
・在庫状況によっては相場より安くなるものがあること

などに気をつけて、店舗や時期を考える必要がありそうです。

売りたいモノの専門店に依頼するか、経験者が来ると予想できる出張買取を依頼するのがいいかもしれません。