ガンプラだけじゃない!ガンダムフィギュア買取が増えている理由とは?

ガンプラからフィギュアへ、コレクターの流れ
ガンダムといえば、まず思い浮かぶのはプラモデル、いわゆる「ガンプラ」です。80年代から現在に至るまで、子どもから大人まで夢中になって組み立ててきたホビーの王道といえる存在でしょう。
しかし近年、ガンプラではなくガンダムフィギュアを集めるコレクターが増加しています。
理由のひとつは「時間」。
仕事や家庭の都合でプラモデルをじっくり組み立てる時間が取れなくなった層が、完成品としてすぐに楽しめるフィギュアへと移行しているのです。
ガンダムフィギュアの進化の歴史
ガンダムフィギュア市場は決して新しいものではありません。
初期には MIA(モビルスーツインアクション) シリーズ が人気を博し、その後 FIX Figuration でディテールと塗装のクオリティが大幅に向上しました。
さらに進化を続け、
- ROBOT魂(ロボット魂) シリーズでは可動域とリアルな造形が両立。
- METAL BUILD(メタルビルド) ではダイキャスト(金属)を使用した圧倒的存在感と高級感を実現。
こうした進化により、「プラモデルでは再現しきれない完成度」を求めて、フィギュアへシフトするコレクターが急増しているのです。
キャラクターフィギュアの人気も拡大
ガンダムの魅力はモビルスーツだけにとどまりません。
シャア・アズナブル、セイラ・マスといったキャラクターをはじめ、近年の作品の登場人物たちも続々とフィギュア化されています。
特に女性キャラクターやライバルキャラクターのフィギュアはコレクション需要が高く、「ロボット+キャラ」両面でコレクションを楽しむファン層が広がっています。
フィギュア市場拡大の背景
ガンダムフィギュアがここまで人気を集める背景にはいくつかの要因があります。
- クオリティの進化
塗装、造形、可動域、素材、すべてが年々進化。ガンプラ完成品を超えるレベルのアイテムも多い。 - コレクション性の高さ
シリーズごとに統一感があり、並べて飾る楽しみが増している。 - 投資的価値
限定版や生産終了品は中古市場で高額取引されることも。ガンプラ同様、将来価値を期待して購入する層もいる。 - 大人コレクター層の増加
子どもの頃にガンダムを見ていた世代が、経済的に余裕を持つようになり、大人買いするケースが増えている。
買取市場での傾向
こうした背景もあり、最近では ガンダムフィギュアの買取依頼が急増 しています。
特に人気が高いのは、
- METAL BUILDシリーズ
- ROBOT魂の限定モデル
- 初期MIAやFIX Figurationの美品
- シャアやセイラなどキャラクターフィギュア
ガンプラ市場に比べて数は少ないですが、希少性が高いため安定した需要があり、買取価格も高めに推移しています。
まとめ
これまで「ガンダム=ガンプラ」というイメージが強かったものの、現在は フィギュア市場も確実に拡大 しています。
「作る時間はないけどコレクションは楽しみたい」「完成度の高いアイテムを手に入れたい」──そんなファンの想いに応える形で、ガンダムフィギュアの需要はますます高まっています。
結果として、ガンダムフィギュアの買取依頼も右肩上がり。
ガンプラと並ぶ新しいコレクションジャンルとして、今後も市場は広がりを見せるでしょう。

